ふたつの展示会
11月18日土曜日のこと。
13時から青空洋品店さんの展示会へ
木のものを展示させていただきました。
青空洋品店さんは、大正のころの郵便局をアトリエ兼ギャラリーにされています。
独特のセンスがめちゃくちゃかっこいい。だけどなぜかとても落ちつく空間です。
この日あづさんにご用事があって、わたしはお店番に声をかけていただいたのです。せっかくだから展示をしたら?と。
アドバイスいただきながら展示を済ませて、午後からお店番。
あづさんの足踏みミシンを作業台にして、名刺づくりの作業などをして過ごしました。
緊張して意味もなくウロウロしつつだったけれど、なんだかとてもいい時間でした。
青空洋品店さんの展示を撤収したあとは、
23日まで下田宏子さんの作陶展へ展示をさせていただくのに、搬入をしました。
下田さんのギャラリーは縁側のある古民家。
仏間とかむでがぶち抜きにしてある広い空間に、かわいい陶器がずらっと並んでいます。
緊張でわたわたしていて、下田さんの作品たちの写真を撮るのを忘れました。
わたしの展示を済ませたあと、下田さんといっしょに地元のお祭りで食事をしました。
展示期間中の貴重なお時間の中、たくさんお話しをさせていただいてきました。
いつの間にかずっと緊張していたようで、いつもニコニコと笑うかわいらしい下田さんとお話しているうちになんか気が抜けて、ホッとしました。 11/19(日)〜11/23(祝) 10:30〜17:00 下田宏子作陶展 in 大朝 toubou-hina 広島県山県郡北広島町大朝 下田さんの陶房は大朝 西教寺さんのおとなりです。 *都合により在廊が叶いません。 きのうから事務の仕事で、作品のそばに居られず勤務中にもんもんとしていたのだけど、夜にお客さまからのとてもうれしいメールがきて、勇気をいただきました。
下田さんに全てお願いして、わたしはきちんと今の勤めを果たそうと、気持ちがしゃんとしました。 下田宏子さんのギャラリーと青空洋品店さんのギャラリーは全くちがい、自分で現地へ行って、心を込めて展示をする大切さを知りました。 あづさん、下田さんともに展示のアドバイスをくださり、お手持ちの什器を出してやさしくご指導くださいました。 おふたりともに洋裁・作陶をなりわいにしておられる女性で、お話のひとつひとつに「ハッ!そうか!」と学ぶことばかり。 このところずっと時間を作っては集中して制作にかかりきりだったため、とても勉強になりました。 いくらがんばって作っても、よく見えないとお客さまに見てもらえない。その場に合わせた臨機応変な工夫。 初めての経験をたくさんいただけたすこしハードな日々でしたが、木に無理をさせないように、木と相談しながらゆっくりと削っている時間がとてもすきで、いつまでもやっていたくなります。 値段をつけたり、人に見てもらうと思うと、とたんにドキドキし始めますね。今回はリラックスしてるな〜と思っていたら、今ごろになって胃がひっくり返りそうになってきました。あと、おっちょこちょいに拍車がかかり、各地にたくさん忘れ物をしました。 今年は腰の重いわたしにとって、自分の行く末を定めていく大切な年となりました。 まだ何もかもがゆめのようで、足元がふわふわしています。ありがたいなあ。 大朝からの帰路、久しぶりにゆっくりと夜空を見上げたら、冬の星座が輝いていました。